ヒントは現場に
作業効率を上げると、残業時間を抑えることができるかも知れません。そうなれば、人件費とともに光熱費も削減することができます。生産性の向上は、結果的に省エネにつながります。
しかし、生産性の向上とひとことに言っても、どのようにすればよいのでしょうか。
ひとつのヒントは、経営者が現場の目線で考えることです。
例えば、ある縫製工場では、経営者が従業員と会話をしていた際に、作業台のわずかな振動が作業の妨げになっているという声を聞きました。
経営者はこの振動を抑えるために試行錯誤を重ね、作業台のキャスター部分を取り換えることとしました。
結果として作業効率と品質の両面で効果があったのです。
細かい改善は、経営者は実際に作業現場をよく見て、現場の声を熱心に聞かなければヒントが得られません。
こうした小さな積み重ねが生産性の向上につながってゆくのです。

